西表自転車旅行 恐れていたパンク
2010年11月4日
今日は上原の民宿を出て、自転車で島を半周、初日に船が着いた大原の民宿に移ります。
距離は35キロか6キロ、何も無ければアップダウンを考えても4時間位で着くように思います。
途中、日本最南端の温泉と言う西表温泉があるので、入ろうかどうするか迷っています。
昨日ダイビングショップのIさんが、温泉なんかに入ったら後が走れなくなるよ、と言われて、それもそうだなと。
ともかく早い出発にこしたことはないので7時40分頃には出発しました。上原から小さな峠を越えると船浦港です。以前はここに船が着いたのですが、今は上原に移ったため寂れています。
船浦湾を船浦橋で横断します。対岸へ近づくと右手山の中腹にピナイサーラの滝が見えます。落差55mとかで西表最大の滝です。
出発して1時間も走ったでしょうか、同宿だった森林管理所の人が手を振って通って行った後、恐れていた事態が起こりました。パンクです。
パンクの回復はチュウブを入れ替えるのが早いと、予備のチュウブと工具は持っています。でも入れ替えはやったこと無いし、一度手順を教わっただけなので自信ないのです。携帯で自転車屋さんに電話して、再度手順を教わろうとしましたが圏外でした。
泣く泣く自己流にチュウブを交換しました。ただ持ってきた携帯空気入れと仏式バルブの扱いが解からず、チュウブに空気を入れないまま交換しました。これが後に悲劇を生みます。
空気入れとバルブをひねくりまわして、なんとか扱いがわかり空気を入れました。既に30分が経過していました。でもまあ、早く出発したお陰で時間は充分あります。気を取り直して出発しました。
でも出発して10分か15分で又パンクです。後刻修理してもらった修理屋さんに、チュウブが噛んでいましたねと言われました。やはり少し空気を入れてから交換すべきだったのでしょうね。
ここからは、降り坂はチュウブに空気を入れて乗ってみたり、平坦や登りの道は押して歩きました。途中、西表温泉がありましたが入る余裕も無く歩きました。考えて見れば、ここにバス停があるので乗れば良かったのですが。
まあ歩くのも良いこともあります。カンムリワシの幼鳥を見ることもできました。
右に牛の放牧場、左は雄大な高那海岸という素晴らしいサイクリングコースも心は闇です。
距離にして10キロ位でしょうか、2時間ほど歩いて野原崎という展望所にきました。次のバス停、油布島入口までは3キロ位です。そこまで行ってバスに乗ろうと思いながら携帯を出すと、なんと繋がるではありませんか。喜んで民宿に電話して助けを求めました。民宿までは15キロ弱ですね。
まあ、自転車は初心者ですが、山歩きは50年なので、20キロ30キロは歩けますけど(笑)
野原崎はすぐ向かいに小浜島が見え、その間はヨナラ水道と言って、陸上からでもマンタが泳ぐ姿が見えるので有名です。
民宿の小母さんが車で迎えに来てくれ、民宿近くの自動車修理工場で降ろしてくれました。丁度12時頃でした。
パンク修理をお願いして、近所へ昼食に行きました。昼食は好物の沖縄そばの焼きそばにしました。
パンクの原因は最初がリム打ちと言うのですか、空気圧不足と段差の衝撃で2つ穴があいていました。2回目がチュウブの噛みこみです。私の未熟さですね。大原神社です。
まあしかし直れば心もうきうきです。民宿にチェックインした後、すぐに南風見田(はえみた)浜へ自転車を走らせました。
南風見岳の直下に広がる、誰も居ないビーチです。近くにキャンプ場もあります。民宿からは6キロほどで、道はここで消えています。
引き返して、まだ時間も早いので、今日走るはずだった由布島からの道を走ることにしました。この間は結構アップダウンがあるので往復走るのは辛いのですが仕方ありません。
まずマングローブで有名な仲間川を渡り、標高差60mほどの峠を越えて6キロほど走ると古見のサキシマスオウの木の群落があります。
次に少し行くと西表野生動物研究所があり、ここも見学しました。
そこからまた60mの峠を越えて5キロほど走った所に由布島の入口があります。
ここから牛車で浅瀬を渡って由布島へ行くのが観光の目玉ですね。時間も4時を廻っていましたが、まだまだ観光客で一杯でした。たしか1300円ですが、乗らずに引き返しました。
帰りも上り坂を頑張って、今日の走行距離は60キロを越えました。でも10キロほどは押し歩きですが(笑)。
今日もビールと泡盛は欠かせませんね。
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