古座川峡・滝の拝・瀞峡・北山峡
2010年9月2日
今日は帰る日です。夜までに帰れば良いので、日頃行けないコースをドライブするつもりです。7時過ぎに出発、ガソリンを満タンにします。
上の図を見てください。串本町の高富から古座川峡の一枚岩を目指しました。一枚岩はすごいですね。巾250mほど高さ200mほどの衝立が1枚の岩でできているという。
この古座川筋は古い歴史を持つ村があったとか。司馬遼太郎の街道を行くで紹介されている。
さてここから、少し引き返して小川沿いに左折、北上して滝の拝を経由、更に北上してどんな道か解らないが、いくつか峠を越えて、熊野古道大雲取越と小雲取越の間にある小口へ抜けてみようと思いました。距離にして66キロ、道は有ることはあります。でもどんな道か?
滝の拝の手前までは県道33号線もまずまずの道でした。滝の拝は2万5千の地形図に名前があるのでなんとなく知っていました。何があるかは知りませんでした。着いてみると、奇岩累々の渓流でした。旅館や民宿もある数十件の集落でした。
そこを過ぎると道はますます細くなり、単なる林道です。対向車が来ないことを祈るだけです。
所々、たまに数軒の民家があります。よくこんな所に住んでいるなあ。でも電線が通っている間は安心です。最奥の小森川で運良く人に出会い道を尋ねると、ここは行き止まりで、手前の分かれ道で熊野川町の小口へ行ける。「でも道が狭いな」とのご託宣。これまでも狭かったけどもっと狭いということか。
ナビで赤色に表示される道に入ると、片側岸壁、片側崖っぷちの狭い道が8キロ続いた。幸い対向車も来ず、命からがら通り抜けた。そこからもなお30キロ弱、細い道を通り抜けて小口へ着いたには11時だった。66キロを4時間近く掛かったことになる。
次いで、168号線に出て北上、宮井大橋を渡って169号線に入る。瀞峡を経由して北山村、七色ダム、熊野、尾鷲と走るつもりです。
瀞峡はジェット船で巡ったことがあり、そのとき瀞ホテルの辺りを1回陸で行って見たいと思っていました。瀞峡トンネルを潜ってすぐ案内があり、左折して1キロほど降ると瀞八丁の景勝地でした。瀞ホテルはもう営業していないようですね。
北山村筏師の道の案内がありました。どこまで続いているのか、解れば歩いてみたいですね。
北山峡の景観を見ながら12時頃道の駅おくとろに着きました。なんと休館日で昼食はお預けです。
北山村は昔材木の流通で栄えた集落で、新宮と商売で固く結びついていました。なので廃藩置県のとき、新宮が和歌山県になるなら我々もと、地理的には奈良県ですが和歌山県の飛び地になったそうです。その材木の流通に活躍したのが筏師です。
再び169号線で七色峡、七色ダムを経て桃崎で309号線に入ります。
南下して42号線に入り、大又トンネルを潜って矢の川トンネルの手前で右折して賀田を目指しました。三木里から開通している尾鷲熊野道路を走ってみたかったのです。賀田--三木里間はずばり熊野古道伊勢路のハイライトです。いくつもの峠越えがありますが311号線は海岸を走ります。
三木里インターから三木里への道はまだ工事中で片側交互通行でした。道路は無料でほとんどトンネルでした。新八鬼山トンネルと言います。
後は尾鷲のおととでお土産を買い、紀北町の高塚公園辺りをチラッとみて帰宅しました。5時半でした。行きは5時間、帰りは10時間掛かりました。
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