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2010/08/08

久米仙人伝説

吉野山の近く、龍門山あたりで修行した久米仙人は空を飛ぶ術を覚えました。
ある時空を飛んでいると、下界に川で洗濯している娘が居て、そのふくらはぎに見とれて仙術を失い墜落してしまった。

こんな話を昔聞いたことがありました。
今回、その続きを知りました。

P1060646

久米仙人はその娘と結婚して平凡に暮らしていました。
そして、聖武天皇発願の大仏建立の材木運搬現場に雇われ、毎日汗を流していました。
仲間の工夫から、「お前も仙人なら、仙術で材木を建立現場に送ってくれよ」と言われました。

それで仙人は改めて7日7夜修行して仙術を回復、材木は次々と空を飛んで運ばれたそうです。
それを喜ばれた天皇が、畝傍山の麓に領地を与えられ、出来たのが久米寺だそうです。
P1060651

久米寺の開基は聖徳太子の弟である「来目皇子」だという説のほうが有力かもしれません。
いずれにせよ古いお寺で、奈良県の橿原市、橿原神宮と近鉄南大阪線を挟んで隣接しています。
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先日、橿原神宮にお参りに行ったとき、そばに久米寺があるのを知り、参拝したのでした。

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