航空機内の気圧
最近飛行機に乗る機会があった。
私の腕時計には気圧計がついているので機内の気圧を測ってみた。
通常の大気圧は地上で1050hPaとすれば標高3000mで70%の750位。
5000mでは約半分の550位で、ここまでは実際に体験しています。
この延長で標高8000mでは地上の25%の250hpaしかなく歩行も困難になる。
まして長距離飛行機の高度10000mともなれば空気はほぼゼロに近くなる。
それでは乗客が死んでしまうので機内を密閉して加圧する。
その気圧を測ってみると、高度10500mの巡航高度で800hpa弱でした。
標高2500~3000m辺りの気圧は維持しているようです。
地上に近づくにつれて1050hpaに近寄ってきました。
スキューバダイビングで深く潜っていくにつれ、水圧が高くなり耳の鼓膜が押されて痛くなります。
それと同じ現象が着陸時に、離陸時は逆が起こりますね。
耳がつーんとする感じを体験される人も多いでしょう。
耳抜きが必要ですね。
ダイビングした当日は血液中に窒素が多く溶けている。
当日飛行機に乗ると気圧が下がり、その窒素が気化する。
その気泡が毛細血管に詰まって、血液の循環が悪くなり潜水病を起こす。
なので当日は飛行機に乗ることも、標高の高い峠道を越えて帰宅することも
いけないとされています。
高度1万mの機内では酸欠を起こさないよう、動き回らず、深呼吸をするのが正解の
ようですね。高山病予防ですね。
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