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2009/10/25

川西古道

2009年10月24日
ぎっくり腰を起してから1週間、大丈夫かなと思いながら川西古道へ出かけました。今日は「山登り・ハイキング」のイベントで、私が企画しています。参加者はてっちゃん、こーさん、家康さん、それに紅一点のやまびこさんと私の5名です。腰の痛みは残るものの、そんなにアップダウンも無いので、大丈夫だろうと出かけました。

Kawanisi

川西古道というのは中山道の三留野宿から野尻宿にかけて、木曽川の対岸を通る古道ですが、南木曽町の観光課に電話したところ、殆ど無くなって、今は町道しか通れないとのことでした。

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中津川で乗り換え、松本行きの普通電車に乗り込むと、着物姿に菅笠の女性が二人居られました。聞くと「こういう当時の姿をして中山道を歩くグループ」の方だそうです。出かけるまでの準備が大変だそうです。そうでしょうねえ。今日は藪原から奈良井宿を歩かれるとか、峠越えが大変ですね。

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さて我々は10時38分野尻駅で降りて、阿寺橋で木曽川を渡りました。川沿いに少し歩くと「フォレスパ木曽」という洒落た建物があります。食事もできるようです。通り過ぎると「恋路峠」の案内があります。地形図では「小路峠」ですが地元では「恋路峠」みたいです。

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車道をしばらく歩くと古道の案内がありました。恋路峠まで900mだったか。

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腰を庇いながら、ようやく古道らしくなった道を登りました。フォレスパから180m位の登りで恋路峠で、休憩所、トイレ、展望台があります。展望台からは中央アルプスの山々が見えているようですが、よく解りません。12時一寸過ぎです。

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昔の恋路峠は一寸別の場所にあるようですが、よく解らず、我々は車道を降りました。
柿其渓谷で弁当を食べようと、牛ヶ滝展望台の案内も目をつぶって通り過ぎました。
後から考えると、ここから牛ヶ滝へ行き、川沿いの遊歩道を降って来れたのかもしれません。

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渓谷を渡る橋があり、眺めは抜群です。下流につり橋が見え、そこで昼食にしようと急ぎました。つり橋へ降ると対岸に食堂が見えました。杣の家です。土日だけ営業しているそうです。

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Kさんは冷たいお握りより暖かいラーメンが良いと喜んでいました。他に岩魚やそばもあるようです。我々も「七笑い」を飲みながらコンビニ弁当を食べました。

二杯も七笑いを飲んで、出発は13時20分頃でした。牛ヶ滝へは行かず、柿其水路橋を目指します。ここから水路橋までの道は、古道では無いかもしれませんが、紅葉もきれい、水もきれいで、山里ののんびりした道で、心癒されました。

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水路橋は読書ダムから下流の読書発電所へ水を送る壮大な建造物で重要文化財だそうです。

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ここを木曽川に出れば十二兼の駅に行けます。我々は右折して南木曽の桃介橋を目指します。時刻は2時頃で、南木曽駅まで2時間とすると4時28分の電車だと駅前で反省会をする時間が無いなあとあせっていました(笑)。

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対岸の国道19号線はブンブン車が走っていますが、こちらの道はめったに人も車も通りません。そのうちに道は読書トンネルにさしかかりました。トンネルか嫌だなと思っているうちに、地形図には巻き道があったことを思い出しました。それを言うとTさんが行こうという。結局、私とTさんは巻き道、他の3人はトンネルとなりました。
土手を登って巻き道にでて、踏み跡を探しながら山に入りました。

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最初のうちは踏み跡も明瞭でしたが、登るにつれて怪しくなってきました。腐った橋をいくつか越え、そのうちに踏み跡は無くなってしまいました。3人からは携帯で催促です。こちらはそれどころでは無くあせっています。滑り落ちそうな斜面に諦め、川原に降りようと降ると、また道に出会いました。

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この道も大変で、橋は朽ち、茨のツル、倒木と格闘の連続でした。そのうち3人から、もう桃介橋に着いたと連絡が入りました。
トンネルを歩けば25分位の道を、我々は1時間以上格闘して、ようやく人里にでてきました。いくら古道とはいえ、この道はお奨めできません。

運良く出てこられた一軒家の奥さんに道を聞いて、桃介橋に向かいました。桃介橋は木曽川の水力発電開発に尽力した福沢桃介が掛けた橋で、木製のトラスを持ったつり橋で重要文化財です。

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南木曽駅到着は4時半をまわり、反省会どころか電車にも間に合いませんでした。
仕方なくスーパーでお酒と食料を仕入れ、車中で小宴を開きました。小宴は中津川からのホームライナーの中でも続き、名古屋駅での地下でフィナーレを迎えました(笑)。

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コメント

厳しい、ハイキングでは無かったはずでしたが、結果は少し(2人)例外かな?。

フミキさんとは、後半が楽しみです。

投稿: てっちゃん | 2009/10/26 19:41

ふっふっふ
私もそうですね。

でも前半も魅力あるイベントにしないといけませんね。

投稿: フミキ | 2009/10/27 08:03

桑名ハイキングの会と呼ぶ個人団体で企画をしていますが
阿寺渓谷と柿其渓谷とを恋路峠ではなし 上流部で通じる
登山道をご存じ無いですか?
現地観光協会に問い合わせたところ一時期は有ると返事がありましたが途中で有りませんと変化しました
もしご存知であれば教えてください。

投稿: 高野 信之 | 2009/11/17 18:19

高野さん こんにちは
阿寺渓谷から上流で柿其渓谷に繋がる道があれば素晴らしいでしょうね。残念ながら私は知りません。

地形的につながっても良さそうな場所もありますが、地形図にも道はありませんねえ。
一寸調べましたがウエブにも無さそうですね。

お役に立てずすみません。

桑名ハイキングの会には2.3度お世話になったかも知れません。

投稿: フミキ | 2009/11/18 08:51

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