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2009/05/27

馬頭観音さま

私が街道を歩いていると道端に祀られているのはほとんどが馬頭観音です。
他の観音さまは見た記憶もないほどです。

頭上に馬頭を戴いたその姿から馬の守護神とされ、その馬は古くから我々人間の農耕のパートナーとして、また旅人の乗り物として密接なつながりもあったことから、その馬が死んだ時とか、旅の安全を祈願する時とかに祀られてきたのでしょう。

仏教の世界で六道を司るのが六観音だそうです。
天上道ーーーーー如意輪観音
人間道ーーーーー不空羂索観音(准胝観音)
阿修羅道ーーーー十一面観音
畜生道ーーーーー馬頭観音
餓鬼道ーーーーー千手観音
地獄道ーーーーー聖観音
という関係だそうです。
個々の道の意味について深くは知りません。ただこの六道に当てはまらないものを外道と言うようです。

なので馬頭観音さまは畜生道を司るわけです。
畜生道は牛馬のように殆ど本能ばかりで生きる世界である。
自力で仏の教えを得ることができない救いの少ない世界とされています。

まあこれは馬頭観世音が頭上に馬頭を戴く姿なので後から作られた話かもしれません。
観音さまはいろいろな姿に身を変えて現世に現れ、我々を救うと言われ、三十三化身と言われ後に三十三観音や三十三霊場に発展したようです。

その三十三化身のうちで唯一憤怒の相を現しているのが馬頭観音さまだそうです。
その怒りが強いほど人を救う力が大きく、馬は人々の悩みや苦しみを食べ尽くすそうです。

梵名(サンスクリット)ではハヤグリーフで馬の首という意味だそうです。そしてこれはヒンドゥー教の最高神ヴィシュヌの別名だそうです。この辺りに馬頭観音さまのルーツがありそうですね。

でも難しい。調べだすときりがないですね。
勿論ここに書いたのはネットのいくつかの資料の受け売りです。
私がそんなに詳しくしっているわけないですよね。

でもこの程度しらべておくと、次回馬頭観音さまにお会いしたとき
お参りのしかたが違うかもしれません。

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