大台ケ原
大台ヶ原は東大台と西大台に分かれる。これまで東大台は3度ほど訪れているが西大台は入った記憶が無い。
また昨年から、西大台は利用調整が実施され、1日の入山者数を50人程度に制限しているという。我々も2週間以上前に申し込み、入山料1000円を払って今回に望んだ。
5月17日、朝7時に長島のわが家に集合、4人で車で出発した。
名阪国道の針インターから南下、途中宇陀のコンビニに寄ったりしながら、11時前に大台ヶ原駐車場に着いた。新緑のシーズンとあって駐車場は満車、バスツアーの観光客も多い。
大台ヶ原駐車場は標高1570m程度、日出ヶ岳は1695m、東大台は眺望も良く、格好のハイキングコースです。
とりあえずビジターセンターに寄って、午後4時からの西大台利用レクチャーの確認をする。事前に30分のレクチャーを受けないといけない。
11時5分に駐車場を出発、新緑の遊歩道を日出ヶ岳に向かう。30分程で頂上直下の稜線に出る。頂上には展望台があり360度の展望が開ける。だが今日は春霞で大峰山脈もかすかに見える程度、熊野灘は見えない。
10分程休憩した後正木峠に向かう。この道は登山道の上に立派な木道が付けられ環境破壊を防いでいる。早速、大台ヶ原名物の鹿が姿を見せる。10分程の登りで正木峠、ここのベンチで昼食にする。
軽くアルコールも嗜みながら30分ほど休憩、正木ヶ原に向けて木道を降っていく。この辺りの枯れたトウヒも大台ヶ原の代表的な風景です。
正木ヶ原から尾鷲辻へかけての笹原には多くの鹿が居たと思うのに、今回は殆ど居ない。
後で聞いたのだが、増えすぎた鹿を今年の春、駆除を試みたらしい。初日に5~6頭駆除したが翌日から警戒して出てこなくなり、それが今も続いているとか。
牛石ヶ原の神武天皇の像をみて、大蛇ぐら分岐の到着は1時40分です。多勢の観光客や登山者が来ています。ここからの景色は何時きても素晴らしいです。1000m切れ込んだ下には東の川(うのかわ)が見え、北東の千石ぐらの傍には西の滝が見えています。
引き返して、こんどはシオカラ谷へ向かいます。途中の道はシャクナゲの林です。まだ少し早いのか花はそんなに多くないものの、それでも素晴らしいシャクナゲが見られます。
シオカラ谷到着は2時40分、川原に降りてしばし休憩です。新緑と清流、この組み合わせはやはりたまりません。
ここからは一寸急登です。15分ほど頑張ると道はやや緩やかな登りになり、更に15分で駐車場です。
今日の宿は駐車場近くの大台荘です。新館の個室は9450円ですがモンベル会員は1割引でした。
ビジターセンターでレクチャーを受けました。目新しい話はありませんが、入山に際し外来の種子なんかを持ち込まないため、入り口のマットで靴の裏をぬぐってから入るように言われました。
大台荘の食事は豪華ではありません。山小屋と思えばこんなものですが、大台荘は車で物資が運べるのだから、もう少し良くてもいいと思うけど。
食後、外のベンチで一杯やって、部屋に返ってまた飲んで、知らないうちに寝てしまいました。
明日の西大台に続きます。
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