« 赤福餅 | トップページ | ホテレス »

2008/03/11

八嶽山は厳しかった

昔、愛知県富山村という日本一人口の少ない村があった。
今は市町村合併で豊根村になっている。
その富山に八嶽山はあった。

P1040589

佐久間ダムの奥深く、豊川インターから2時間も掛かってたどり着いた。

P1040597

この日は近鉄が事故で遅れて集合場所の名古屋に行けず、蟹江まで迎えにきてもらった。
山歩会の皆様ありがとうございました。
当初予定の熊野神社の登山口がわからず、うろうろする。
そのうち八嶽山登山口を見つけて登り始めたのが11時15分。
予定より1時間以上遅れている。

P1040598

その上、この登山路、崩落があり登るなと書かれていた。
近所のおじさんに聞くと「通れるよ」との事で登りはじめたが、あのおじさんもいい加減だった。
東又コース、健脚向きと書いてあったがその通りだった。
登るにつれて道は荒れていて、崩落、腐った丸木橋など神経をすり減らした。

P1040605

さらに雪の無い山のはずなのに影の部分が凍っている。
遊歩道と聞いていたのに、えらい違いだ。
歩行時間3時間半で、軽い山登りとのことで地形図も持っていなかった。反省。
またコースの案内も不親切で「八嶽山・東又峠」と書いてあるだけで、距離も時間も書いていない。
どこを歩いているのか、何時着くのかも解らず、凍った荒れた道をアイゼンも無く、心細く冷や冷やしながら歩きました。
2時間ほど歩いた午後1時10分、一寸開けた、のどかな場所に出ました。

P1040611

ここで、たまらず昼食休憩にしました。
20分で出発すると道標があり「東又集落跡」と書かれていました。
東又峠まで40分の案内です。
周囲の景色からして40分も掛からないだろうと思っていたら、案の定20分で峠に着きました。

P1040616

そこにも道標があり「尾根道中間点まで10分」と訳のわからない道標でした。
尾根には雪が少し残って、鹿の足跡や糞が無数にあります。

P1040646

中に大きな糞があり、これは熊の糞でしょうか?
中間点とは峠と八嶽山の中間という意味でしょうが、雪と疲れで20分も掛かりました。
中間点からは東南方向の展望が開けています。

P1040625

山の名前は解りませんが、南アルプスの南の端、蕎麦粒山や大札山が見えているのでしょうか。
八嶽山への痩せ尾根からは南アルプスの白い峰が木の間隠れに見えてきて嬉しくなります。
そのうち頂上の展望台が見えてくるので、あそこに登ればきっと良い景色と思って急ぎました。
到着は2時30分でした。

P1040630

ところが展望台は山頂の南側にあって、山頂に邪魔されてアルプスは見えないのでした。
山頂へ行っても木に邪魔され、アルプスの白い峰は、木の間から見るだけです。

P1040636

P1040638

さて、下りは遊歩道で帰るぞと、反対側の尾根を下り始めました。
5分も歩かないうちに変だと思いました。
雪が消えた部分が踏まれていないのです。

引き返して、もう一度山頂の道標を注意深く眺めますが、よく解りません。
雪で道は隠れているし、「ハナノキアラシへ30分----チャレンジコース」の案内があるだけです。
チャレンジコースなんて嫌だけど、他に無さそうなので仕方無く下りました。3時過ぎです。

結果的にこの道が正解だったのですが、遊歩道なんてよく言ったものです。
ひどい急坂で、おまけに凍っている。転ばないのが不思議というものです。
おかげで、2日後の今日まで太ももが張って痛いです。

P1040644

30分でハナノキアラシに着くと「ニギンジまで30分」の道標です。
もう少し親切に「ニギンジ経由OO」とか書いてくれると何処におりるのか解るのですが。
ニギンジに着くと、今度は「大谷登山口まで30分」とありました。

P1040650

結局この大谷登山口というのが熊野神社からの道なのでした。
熊野神社到着は4時30分でした。

P1040657

富山村には山村留学の施設がありました。

P1040669

上の写真が八嶽山の稜線のようです。
しんどかったけど思い出に残る山行きでした。

|

« 赤福餅 | トップページ | ホテレス »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 八嶽山は厳しかった:

« 赤福餅 | トップページ | ホテレス »